ただいまの掲載件数は タイトル63587件 口コミ 1168082件 劇場 589件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ウインド・リバー > 掲示板 > がんばれ新人

がんばれ新人 ネタバレ

2018/7/30 21:57 by さくらんぼ

ウインド・リバー

正直に申し上げますと、私は「雪山」を舞台とした映画があまり好きではありません。白一色の世界で、地味な物語でも語られようものなら、それこそ退屈でたまりませんから。

この映画「ウインド・リバー」も、予告編を観ても、チラシを眺めても、触手が動きませんでした。それでも観に行ったのは、「だからこそ、きっと空いているはずだ」と踏んだからです。ものごとには優先順位というものがあります。

ところが何ということでしょう。驚いたことに、近ごろ珍しいほどの満員ではありませんか。これは、とても面白い佳作でした。さすが皆さまは眼が肥えていらっしゃる。

そして、TVドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)の、警察版と言っても良いような物語だったのです。

さらに驚いたことには、私が冒頭で述べた「白い退屈」を、映画の後半、犯人たちまでが語りだしたのです。



★★★★☆

 



  • 追記 ( まろやかな音 ) ネタバレ

    2018/7/30 22:07 by さくらんぼ

    この映画館(と言っても、どの映画館だか分からないかもしれませんが)、以前から、こんなに音が良かったでしょうか。

    まろやかで耳障りな刺激音が無く、しかも音量も適切でした。「うっとりと」、まるでホームシアターで観ているみたです。

    映画が終わってから気がついたのですが、疲労感が少ないのです。従来の「映画の疲労」の中には、「音による疲労」も少なからずあったことが、今回分かったような気がしました。

  • 追記U ( 深層的にはホラーなのか ) ネタバレ

    2018/7/31 8:37 by さくらんぼ

    これは映画「スリー・ビルボード」+映画「ペイルライダー」みたいな作品。

  • 追記V ( 白い馬 ) ネタバレ

    2018/7/31 8:52 by さくらんぼ

    チラシを見てください。

    血のりの散った、人型にくぼんだ雪と、

    それを眺める白装束一人。

    まるで霊魂が、自分の抜け殻を眺めているようでもあります。

    映画「ペイルライダー」の主人公が乗っていた白い馬、あれも主人公がこの世のものでは無いことを暗示していました。

    白装束は、かつて誰かに娘を殺された、ベテランハンターのコリーです。彼は自分の娘のようなFBI捜査官から依頼を受け、スノーモービルを駈って馬代わりになるのです。

  • 追記W ( 娘の面影 ) ネタバレ

    2018/7/31 9:14 by さくらんぼ

    コリーの娘に続き、今回はネイティブアメリカンである親友の娘が犠牲になりました。同じような手口で。

    親友の娘は、雪山で眼を開いたまま死んでいました。眼球にもうっすらと雪が。

    そこに派遣された新人FBI捜査官ジェーン。

    (眼にあたる)クルマのウインドウには雪が貼りつき、曇っていました。コリーとウインドウを開けて会話するジェーン。

    ジェーンは出先から直行してきたので、防寒具がありませんでした。しかたなく地元の家で借りることに。

    着替えた姿を見たコリーが「はっ!」とするシーンがあります。たぶんコリーは、普段着になったジェーンに、自分の娘の面影を見たのでしょう。

    これで役者はそろいました。今、娘たちの魂が、白い馬に乗って、悪を成敗するために降臨したのです。

  • 追記X ( 法律より正義 ) ネタバレ

    2018/7/31 9:40 by さくらんぼ

    レイプ犯罪が行われ、そこから雪山に逃げだして死んだのに、直接の死因は「マイナス30℃の冷気で肺がやられた事故死」になるのです。もし、それをFBI本部に報告すれば、ジェーンに帰還命令が来ます。殺人事件では無いからです。

    後の処理は、地元の警察に任されます。しかし地元警察は頼りなく、迷宮入りの可能性が高い。そこまで考えたジェーンは、報告を保留し、自らコリーに協力を依頼して、単身捜査に当たるのです。

    彼女は「法律より正義」を大切にしたのです。そのこだわりは、新人だからでもありましょうし、「娘たちの魂」でもあったからでしょう。そして、あの場所での、法的な捜査権はジェーン一人にしかありませんでした。

  • 追記Y ( まるで西部劇 ) ネタバレ

    2018/7/31 10:06 by さくらんぼ

    広大なアメリカ大陸。FBIが出てこないと、辺境ではずいぶん迷宮入りの事件があったようです。

    そんな地では、映画「スリー・ビルボード」みたいな自警団といいますか、「身の安全は己の銃で守る」となるのかもしれませんね。

    まるで西部劇のよう。


    「 厳寒の大自然に囲まれたネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー“を舞台に、色濃い差別や偏見が渦巻く、閉鎖的なアメリカの片隅の世界を鋭く描き出す 」

    ( 映画生活「ウインド・リバー」解説より抜粋 )

  • 追記Z ( 反対側から見てみる ) ネタバレ

    2018/8/1 9:01 by さくらんぼ

    「法律より正義」。

    しかし「法律は一つでも、正義は人により違う」ことがあります。

    映画「ランボー」では、田舎の警察官が、よそ者のランボーを厄介者扱いし、いじめていました。この思想は、もしかしたら多くのアメリカ人が持っているものかもしれませんね。上級官庁のFBIでさえ、ああだったぐらいですから。

    リアルでも、警察官による黒人への暴行や射殺事件が絶えません。「人種差別」という言葉でかたずけられていますが、警察官の心の片隅に、「法律より正義」という気持ちはまったく無いのでしょうか。彼らの正義とは、「黒人を見たら犯罪者と思え」なのではないのでしょうか。

    他国の話とは限りません。

    日本でも「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありますが、「名誉棄損」の疑いはないのでしょうか。昨今は、「よそ様の子どもに話しかけると、警察に通報されかねない雰囲気」でもありますが。

  • 追記[ ( エンディングテーマ ) ネタバレ

    2018/8/2 11:09 by さくらんぼ

    ともあれ、エンディングテーマの美しさは忘れられません。聴き惚れてしまい、慌ててトイレにダッシュしました。

  • 追記\ ( 池上さんも ) ネタバレ

    2018/8/2 11:14 by さくらんぼ

    「 池上彰、映画『ウインド・リバー』にうなる!『アメリカの闇が見えてくる』 」

    ( 「ニュースウオーカー」2018/07/19 22:07 )

    https://news.walkerplus.com/article/155193/

  • 追記] ( 「マイナス30℃」の疑惑 ) ネタバレ

    2019/2/9 22:11 by さくらんぼ

    >レイプ犯罪が行われ、そこから雪山に逃げだして死んだのに、直接の死因は「マイナス30℃の冷気で肺がやられた事故死」になるのです。もし、それをFBI本部に報告すれば、ジェーンに帰還命令が来ます。殺人事件では無いからです。(追記Xより)


    「マイナス30℃の世界では、走ると、すぐ肺が凍って即死する」。そのように、映画 「ウインド・リバー」では描かれていました。

    そして、2019年の2月初め、記録的な寒波で、北海道でもマイナス30℃が観測されましたが、NHKのニュースでも、シャボン玉が空中で凍ってしぼむ様子とか、子どもたちが外で遊ぶ姿を報道しても、「即死する」という注意は、私の知る限りありませんでした。

    謎は、また深まりました。

満足度データ

ウインド・リバー
100点
3人(4%) 
90点
16人(25%) 
80点
22人(34%) 
70点
13人(20%) 
60点
7人(10%) 
50点
2人(3%) 
40点
1人(1%) 
30点
0人(0%) 
20点
0人(0%) 
10点
0人(0%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
64人
レビュー者数
28
満足度平均
78
レビュー者満足度平均
82
ファン
8人
観たい人
38人

 

返信を投稿

名前 ※ニックネーム可
メール ※表示されません
見だし
内容
※個人・作品に対する誹謗中傷はご遠慮下さい。
※レビューはレビュー投稿フォーム
ネタバレ? ネタバレ無し ネタバレあり
オプション この作品のお知らせメールを受け取る(返信をお届けします)
 

掲載情報の著作権は提供元企業などに帰属します。
Copyright©2019 PIA Corporation. All rights reserved.

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活


 

この映画のファン

  • なつみかん。
  • 吐露曼湖
  • よっchan
  • da-
  • チキ
  • 佳辰
  • にぎぎ
  • クリス・トフォルー

 

ユーザ登録をするとこの映画のファンに加わることができます

関連DVD

ウインド・リバー [Blu-ray]

  • 定価:5400円(税込)
  • 価格:4014円(税込)
  • OFF:1386円(25%)

 

その内容に業界激震!“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト『岬の兄妹』緊急特集
又吉直樹原作、衝撃の舞台が映画化!『凜−りん−』特集
日本映画界屈指の俳優陣が集結! 『赤い雪 Red Snow』 永瀬正敏&菜葉菜インタビュー
ど迫力の海中バトルがヤバい!『アクアマン』4DX体験レポート
DCヒーローの動向をチェック!『DCコミック映画』まとめ
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ!

クチコミ満足度ランキング

初日満足度 観客動員数 DVDレンタル

満足度 投稿数 観たい ファン

ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる冬号が12/1発売!
あの映画の“核心”に迫る!話題作のキャスト・スタッフに直撃!【インタビュー記事まとめ】