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質問 分かんないんだ? ネタバレ

2017/9/11 22:21 by なつみかん。

散歩する侵略者

SF的な設定としてはアチコチ緩くて、そこが僕には駄目だったのですが〜

侵略者が三個体しかいなくて、彼らのあの行動の中でいつの間に、病院に溢れる概念消失者を作ったのだろう?
とかね〜

それで、一番分かんないのが
長澤まさみ扮する奥さんの愛≠フ概念を侵略者シンちゃんが抜き取った後、奥さんが「何も変わらない」と言っていたと思うんだ。
それは、愛の概念を無くしても愛≠サのもの、愛する感情は無くならない、故に愛は勝つ!そして愛は地球を救う。みたいな落とし方になるのかと思ったら、ラストでは奥さんが感情?意思を無くした風でいるのです。
そこが分かりません?
何か見落とした?
単に話の作りが悪い?

9月に入って派手では無いけれど、中身が深そうで、見応えありそうなのが並んでいて楽しみに見てるのに、なんか満足行かなくて・・・
ノーランが、黒沢が〜
是枝はどうなんだ?
(既にちょっぴりの期待と、それを大幅に上回る不安に呑まれている)

 



  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/15 10:33 by odyss

    こんにちは。

    > SF的な設定としてはアチコチ緩くて、そこが僕には駄目だったのですが〜

    意図的にそう作ったんじゃないでしょうか。
    分かりやすい「宇宙人が地球を狙っている。人類はそれに対抗して戦う」話じゃないんですよね。
    辻褄が合わない所を含めて、日常性からの逸脱を味わうべき映画なんでしょう。

    > それは、愛の概念を無くしても愛≠サのもの、愛する感情は無くならない、故に愛は勝つ!そして愛は地球を救う。みたいな落とし方になるのかと思ったら、ラストでは奥さんが感情?意思を無くした風でいるのです。
    > そこが分かりません?
    > 何か見落とした?
    > 単に話の作りが悪い?

    つまり、「愛は地球侵略に勝つ」という図式が露骨に見えてしまうと、子供向けドラマ、或いはハリウッド大作的な大衆受けする作品になっちゃうから、ズレを入れておいたんだろうと思うんですが。でも、ズレを入れたからうまくいってるか、大人が味わえる映画になっているかというと、微妙ですね。

  • Re: 分かんないんだ?

    2017/9/16 7:15 by なつみかん。

    仕組まれたズレ≠ナすか。
    odyss さん
    なるほど、それであるかもしれませんね。

    とは言っても・・・
    コレが好み、趣味なんですかね〜
    この黒沢さんの描く話は、僕にはしっくりとこないのでした。

    蓼食う虫も好き好きっていうやつなのか?
    先週のTVでやってた「バトルシップ」なんて、もっとボンクラなヤツの方が自分にはスッキリはまっていたりします。

    微妙なニュアンスを味わえる大人になりたいと思いつつ、大衆向けでお子様チックなハリウッド的なのが好きなのだ。
    と、今さらながら自分の趣味が明かされたような・・・
    f(^ー^;

  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/16 20:28 by 無責任な傍観者

    SFって、別に異星人がいるからとか、宇宙船があるからとか、最新科学技術兵器があるとかじゃ無くて、(まあ、もちろんそれを意図したSFもあるけど)、ある特殊な状況において人間がどのような行動をとるか、人間の本質は何か、というのが多いです。

    本作の趣旨は、侵略者はどうでも良いことだと思います。
    単に彼らを方便に、人間のいろんな感情、思想の定義が欠如したらどのようになるのか描いたものだと思います。
    だから、侵略者の侵略方法は明らかではないし、人間の感情の定義を奪うこと自体、侵略には関係ないですよね。

    愛に関しては、直前に神父さんだか牧師さんだかが言ってましたが、「愛は尽きることが無い」が伏線になっているのでしょう。
    長澤まさみから奪った愛のスケールの大きさが、侵略現場に行って松田龍平が仲間に「愛」を伝えて、それが尽きなかったんでしょう。長澤は、その場では涙を流して奪われたことを意味し、海に出たときには「何も変わらない」、爆発時に車の陰に避難したときには無表情に変わってました。
    私も最初、涙を流したのに「変わらない」だから、愛が無限だから奪われたけど残った、と一瞬思いましたが、その後の彼女の表情から、違うんだと分かりました。

    あと、「愛は地球を救う」というのはあまりに下世話な発想で、この場合は人間の感情の中で欠落すると一番いけないのは「愛」だという他との比較を表現していますね。

    結構ストーリーの各パーツは粗っぽいけど、発想的にはSFそのものの作品だと思います。それだけに、侵略者が途中で侵略をやめた結果の病院の描写は場にそぐわないというか、もっと府に落ちるような意外性のある状況にして欲しかったですね。最後の一ひねりが足りませんでした。

  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/16 23:28 by odyss

    > SFって、別に異星人がいるからとか、宇宙船があるからとか、最新科学技術兵器があるとかじゃ無くて、(まあ、もちろんそれを意図したSFもあるけど)、ある特殊な状況において人間がどのような行動をとるか、人間の本質は何か、というのが多いです。

    SFの定義は人それぞれです。
    ただ言えるのは、SFは発想の斬新さが命なので、他で使われているネタを使うとSF的にはならないということですね。
    なお、SF史を背景に言うなら、1970年代のニューウェーヴからSFは(宇宙人とか宇宙船とかではなく)独自性を重視する段階に入ったとされています。

    >本作の趣旨は、侵略者はどうでも良いことだと思います。
    >単に彼らを方便に、人間のいろんな感情、思想の定義が欠如したらどのようになるのか描いたものだと思います。
    >だから、侵略者の侵略方法は明らかではないし、人間の感情の定義を奪うこと自体、侵略には関係ないですよね。

    違うと思いますね。
    侵略者は人間の概念を知りたがっている。それは、侵略に必要だからです。
    地球人がどういう思考をするか、それを知ることが侵略に必要だということはこの映画を見ていれば明らかだと思いますが。

    >愛に関しては、直前に神父さんだか牧師さんだかが言ってましたが、「愛は尽きることが無い」が伏線になっているのでしょう。

    松田は、あの聖職者が言っていることを理解できなかった。あの聖職者は単に愛を公式的に話す人間の戯画に過ぎない。

    >長澤まさみから奪った愛のスケールの大きさが、侵略現場に行って松田龍平が仲間に「愛」を伝えて、それが尽きなかったんでしょう。長澤は、その場では涙を流して奪われたことを意味し、海に出たときには「何も変わらない」、爆発時に車の陰に避難したときには無表情に変わってました。
    >私も最初、涙を流したのに「変わらない」だから、愛が無限だから奪われたけど残った、と一瞬思いましたが、その後の彼女の表情から、違うんだと分かりました。

    かなり拡大解釈だと思う。{愛」って無限だとか、残る・残らないとかいうもんですかね。そもそも、そういう小癪な解釈をする時点でアウトなんですよ。

    >「愛は地球を救う」というのはあまりに下世話な発想で、この場合は人間の感情の中で欠落すると一番いけないのは「愛」だという他との比較を表現していますね。

    言っていることをご自分で理解していますか? 結局「愛は至上」ってことですよね。つまり「愛は地球を救う」と同じことでしょう。

    >結構ストーリーの各パーツは粗っぽいけど、発想的にはSFそのものの作品だと思います。

    むしろ、発想は陳腐なんですよ。だって地球侵略、なんだから。むしろ逆で、地球侵略が陳腐だからこそ、細部を独特に仕上げなくちゃならなかった。私の見るところ、半分はうまくいったけど、半分は失敗だった、そういう映画だと思う。

    >それだけに、侵略者が途中で侵略をやめた結果の病院の描写は場にそぐわないというか、もっと府に落ちるような意外性のある状況にして欲しかったですね。最後の一ひねりが足りませんでした。

    腑に落ちない意外性のある結末、それが黒澤監督にはできなかった、ということでしょう。

  • Re: 分かんないんだ?

    2017/9/17 8:59 by なつみかん。

    この話のSF的な面白さは
    概念を奪うこと
    なんですよね。
    その部分は凄く面白く感じてました。

    「僕の家」のの= 所有の概念を奪うことで引きこもりから解放されたり
    仕事≠フ概念をなくして仕事場で遊んで回る傍迷惑な人と化したり
    な〜んかその思考実験と言いますか、そのバリエーションを見たかったのが、それほどでなし・・・
    そこにもの足りなさを感じたようでした。

    色々考えたりしたんですよ〜

    ある種のセラピーのようで、使い方によっては腕のいい精神科医なれる良いエイリアンなんじゃない?
    などとも思ったり〜

    あくまでも侵略者が奪うのが物事の概念だけだとするなら、一度、無くしても再びその概念を身につけることができるのでは?

    愛≠ニいう概念と 愛≠ニいう感情は違うのか?

    そもそも、ある人間の内部に侵入してその精神を乗っ取る際に、一通りの概念は同時に取り込んでいるのでは?

    とかね、そんなことを考えさせてくれる部分は、かなり好きなのですが、物語としては満足できませんでした。

  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/17 20:12 by ぱおう

    なつみかん。さん、こんばんは。
    皆様、お邪魔します。

    > 侵略者が三個体しかいなくて、彼らのあの行動の中でいつの間に、病院に溢れる概念消失者を作ったのだろう?

    これは、私がもっとも疑問だったところです。書き込みを拝見して、ついしゃしゃり出てしまいました。
    侵略者の偵察員(?)は3人だけで、あの病院のシーンのかなり前に、既に概念の収集は終えて、後は3人全員が合流して通信を送るだけになっていたはずなのですが。
    社長さんがおかしくなるシーンもありましたように、一人が概念を奪われるだけで異常行動で大騒ぎになるので、あのタイミングでの混乱は不自然でした。
    また、防護服を着た政府関係者まで、いきなりおかしくなるとか、よく分からない描写もありました。

    侵略というのは目に見えない宇宙人が偵察員のGOサインを確認次第、一斉に乗り移って人間の体を奪うという設定かと思っていたのですが、終盤を見るとそうでもなかったようで。
    火の玉が飛んできたり、2か月後に疎開生活していたりでしたから。
    そういえば、途中で物理学の先生を自衛隊が護送しているシーンもありましたから、実際には宇宙船とかが発見されていたのでしょうか。
    それにしても、偵察員はどうしてあんな機械的(≒原始的?)な方法で通信を送る必要があったのか。
    この辺はよく分かりません。

    > それで、一番分かんないのが
    > 長澤まさみ扮する奥さんの愛≠フ概念を侵略者シンちゃんが抜き取った後、奥さんが「何も変わらない」と言っていたと思うんだ。
    > それは、愛の概念を無くしても愛≠サのもの、愛する感情は無くならない、故に愛は勝つ!そして愛は地球を救う。みたいな落とし方になるのかと思ったら、ラストでは奥さんが感情?意思を無くした風でいるのです。

    他の概念は知識ですから、失われると直ちに消えるのに対し、愛は(神父さんが言っていたような)知識ではなく(すべての?)行動の源なので、失われてもすぐには変化に気づかないけれども、やがて人間を人間たらしめている行動が失われていく、といった意味かと受け止めました。

    以上のように、私も色々考えたのですが、筋道がすっきり理解できた訳ではありません。同じように悩んでおられる方がいて、失礼なことながら安心しました(笑)
    ただ、私の場合は、全体的には気に入ったのですが、それは泣けるシーンがあると理屈抜きで許せてしまう緩い鑑賞者だからなのでしょう。

    次回こそ、すっきりお気に入りの作品に巡り会われますことをお祈りしております。

  • Re: 分かんないんだ?

    2017/9/18 20:12 by なつみかん。

    ぱおうさん
    ありがとうございます。
    これはコレで面白くはありましたので一向に構いはしないのです。

    ド派手なSFXに頼らない発想が勝負になるストーリーのようでしたのでもっと話の作り込みに手を掛けて欲しかったなぁ〜
    と思うのでした。

    まだこれから劇場にかかる新作に期待します!

  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/19 17:12 by 無責任な傍観者

    私が本作で許せなかったのは一点だけ。
    長谷川が宇宙人たちの独占密着ドキュメントをやるに当たって、彼らに何点かインタビューしてたんだけど、その中で、性別と生殖(繁殖)方法を聞かなかったこと。
    異星人と遭遇してまず考えるのは人間との違い。あの段階では侵略が彼の中では具体化してないし、実体が人間の目に見えないなら、どういうものを食べてどうやって子孫を作るか、を尋ねるのが当たり前。しかも彼は曲がりなりにもジャーナリストの端くれ。
    他のことはどうでも良いと思ったけど、ここだけは違和感が残った。

  • Re: 分かんないんだ? ネタバレ

    2017/9/19 18:16 by odyss

    私は、taruさんのレビューを読んで腑に落ちたんですけどね。

    つまり、これ、もともと演劇作品なんですよ。
    それを映画化したために、もともとの面白さは或る程度残りはしたけれど、映画としての完成度は逆に低くなってしまったのではないか、と。

    私は演劇のほうは見ていないので確言はできませんが、演劇作品で評判がいいのを映画化すると得てしてこういう結果に終わる。

    演劇は映画に比べて表現の手段が限られている。その代わり、生身の俳優が観客の目の前で演じる臨場感があるわけです。

    多分、演劇作品はそういう演劇の特質をめいっぱい活かしていたのではないか。だから評判がよかったんでしょう。宇宙人に概念を吸い取られた人物がくずおれるなんてのは、いかにも演劇的な表現ですしね。

    でも映画で同じことをやっても成功するとは限らない。私は大失敗作だとは思わないけれど、成功作とも言えないという見解。

満足度データ

散歩する侵略者
100点
5人(7%) 
90点
4人(6%) 
80点
17人(26%) 
70点
21人(32%) 
60点
12人(18%) 
50点
4人(6%) 
40点
2人(3%) 
30点
0人(0%) 
20点
0人(0%) 
10点
0人(0%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
65人
レビュー者数
28
満足度平均
72
レビュー者満足度平均
73
満足度ランキング
103位
ファン
3人
観たい人
49人

 

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