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映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > 日本のいちばん長い日 > 掲示板 > たっての希望

ラスト たっての希望 ネタバレ

2017/7/30 9:34 by さくらんぼ

日本のいちばん長い日

鈴木貫太郎氏は、昭和天皇のたってのご希望を拒み切れず、固辞していた内閣総理大臣の職を受け入れました。

どなたかの受け売りも混じっていますが、「トップは推されてなるもので、オレがオレがでなるものではない。又、時が味方しなければ、なれるものでもない」のでしょう。

 



  • 追記 ( 自分は耳が遠い ) ネタバレ

    2017/7/30 9:50 by さくらんぼ

    その時、鈴木氏が固辞していた理由の一つが「自分は耳が遠い」というものでした。それに対して昭和天皇は「かまわない」と言われたのです(表現は正確ではありませんが、概ねそんな話を)。

    私はこの辺りが映画の主題だと思います。

    映画に描かれていた宮城事件(クーデター未遂)に代表されるように、耳の良い人でさえ、人は自分が聴きたい話しか聴こうとしないのです。自分が聴きたいようにしか解釈しないのです。

    そんな世界観を承知しているから、昭和天皇は鈴木氏の「和平の理念を信頼」し、あえて「耳が遠くても」お任せになったのでしょう。

    そして昭和天皇もお気に入りの、陸軍大臣なった阿南惟幾(あなみ これちか)氏が、鈴木氏の「耳」の代わりになったのでしょう。彼は和平のためにも鈴木氏の手足として良く働きました。まるで自分の天命を悟ったかのごとく。

    しかし、その和平への功績は、肩書が陸軍大臣なので、宮城事件と混同されやすいためか、歴史の中に埋没しようとしています。実際両者の板挟みにあって苦悩していました。

    この作品は、そんな哀しき、終戦の陰の立ち役者たちに光を当てたものなのでしょう。

  • 追記U ( 彼は昭和天皇から「あなん」と呼ばれていた ) ネタバレ

    2017/7/30 9:58 by さくらんぼ

    「 8月15日早朝、ポツダム宣言の最終的な受諾返電の直前に陸相官邸で切腹。介錯を拒み早朝に絶命している。『阿南陸相は、5時半、自刃、7時10分、絶命』との記録もある[3]。

    遺書には、『一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル 昭和二十年八月十四日夜 陸軍大臣 阿南惟幾 神州不滅ヲ確信シツツ』と記されていた。

    辞世の句は、『大君の深き恵に浴みし身は 言ひ遺こすへき片言もなし』とあり、これは1938年(昭和13年)の第109師団長への転出にあたり、昭和天皇と2人きりで会食した際に、その感激を詠ったものである。阿南は昭和天皇からは『あなん』と呼ばれていた。阿南の葬儀に昭和天皇は勅使を派遣していない[4]。」

    ( ウィキペディアの「阿南惟幾」・終戦時の陸軍大臣より抜粋 )

  • 追記V ( フォーレの「レクイエム」 ) ネタバレ

    2017/7/30 10:14 by さくらんぼ

    FMでフォーレの「レクイエム」が流れてきました。レビューを書いていて、雰囲気がぴったり合いました。

  • 追記W ( 青年たち ) ネタバレ

    2017/7/30 10:37 by さくらんぼ

    「宮城事件」を起こした青年将校たちの姿からは、日本の裏庭にミサイルを飛ばしている某国のリーダーを連想してしまいます。

  • 追記X ( 軸足 ) ネタバレ

    2017/7/30 11:02 by さくらんぼ

    当時の内閣総理大臣は、政治で困った時は昭和天皇の力も借りることができました。ではトップである昭和天皇はつねづね誰に相談されていたのでしょう。

    戦いたい東條 英機氏が、昭和天皇に面会に来たとき、東條氏は「サザエ」を例にとって話しました。

    そのとき昭和天皇は、「ご専門の生物学と世界史」を例に取り、逆に彼を説得しました。暗に「私利私欲・売名行為は慎め」とも付け加えて。

  • 追記Y ( 映画「最後の忠臣蔵」 ) ネタバレ

    2017/7/31 16:00 by さくらんぼ

    >この作品は、そんな哀しき、終戦の陰の立ち役者たちに光を当てたものなのでしょう。(追記より)


    映画「日本のいちばん長い日」(2015年)から映画「最後の忠臣蔵」(2010年)を連想してしまいました(原作は1994年出版)。

    陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ これちか)氏が瀬尾孫左衛門です。どちらも役所広司さんが熱演していますので分かりやすい。

    そして阿南惟幾氏が守った、「昭和天皇の和平への御意向」が、「大石の隠し子」です。

    現時点ではどちらかの作品が、どちらかのオマージュなどと言うつもりはありませんが、ともに「汚れ役の中に光る、隠れた忠臣」が、日本人の心をふるわせる隠し味になっています。

  • 追記Z ( 人間がニュース原稿を読む理由 ) ネタバレ

    2017/8/1 17:48 by さくらんぼ

    TVやラジオのニュースを、生身の人間が読み上げた方が良い理由は何なのでしょう。たとえば「CG画像+A.I.音声」ではなぜいけないのでしょう。それを改めて考えてみました。

    そうしたら、そのヒントはこの映画「日本のいちばん長い日」にありました。

    クーデターを起こしたい者たちが、偽命令を流すエピソードがありました。また混乱した陸軍兵士が、上官に直に面会し、命令の確認をする場面も。

    そんな中、「玉音放送」のレコードも、昭和天皇の「和平の御意思」が本物だと国民に認知させるために必要だったのです。

    現在もフェイクニュースが問題になっています。

    そんな状況で極言すれば、国営放送のいつものアナウンサーが、いつもの顔と、いつもの声で提供してくれる情報が、比較的安心できるという事になるのです。

    もちろん民放の、いつものアナウンサーの方も安心できます。

  • 追記[ ( 続・人間がニュース原稿を読む理由 ) ネタバレ

    2017/8/2 9:39 by さくらんぼ

    ( 続・人間がニュース原稿を読む理由 )は、映画「火垂るの墓」のレビューとさせていただきました。

  • 追記\ ( 切腹したのは二人なのか ) ネタバレ

    2017/8/2 15:23 by さくらんぼ

    一枚のチラシがあります。

    上半分は御前会議。下半分に描かれているのは5人の相合傘のようです。柄の部分にあたる黄色っぽい縦線は「菊花紋章」の黄金の花びら、その一枚でしょう。

    その心は、「意見の対立はあっても皆の愛国心に変わりはない」かもしれません。

    そして傘にあたる破れた横線部分は、切腹の傷でもあるのでしょう。一番のアップでこちらを見ている陸軍大臣・阿南惟幾氏がその物語の中心人物、反対側で少し伏し目がちなのが昭和天皇です。

    私は皇室研究の専門家ではありませんし、その方面の専門書も読んだことはありません。ですから史実とは違う的外れな解釈かもしれませんが、沈黙していては映画のレビューも書けないことになりますので、あくまでも、この映画の感想として書かせていただきます。そのつもりでお読みください。

    映画の後半、阿南氏が切腹する直前の酒席で、「私もお供します」と言った若い部下を二回ビンタし、「生意気言うな、俺一人でいい、分かったな!」と叱りつけました(正確ではありませんが、概ねそんな風に)。

    阿南氏のその気持ちは分かるような気がします。

    そして映画のラスト、阿南氏が切腹すると、昭和天皇の場面に切り替わります。昭和天皇は一人でイスに座られていました。それがハッとして立ち上がられ、「阿南はどうした…」と側近に駆け寄られたのです。

    阿南氏は昭和天皇のお気に入りでした。もしかしたら、内心は歳の離れた兄弟のように感じておられた可能性もあります。

    その阿南氏の切腹を、御自身のことのように痛く感じ、心底苦しみ、哀しまれたのは、もしかしたら昭和天皇だったのかもしれないのです。

    昭和天皇の、その「誰にも吐露できない、やり場のないお気持ちを」を、お察ししたいと思います。

  • 追記] ( 映画「ブラザーフッド」 ) ネタバレ

    2017/8/3 16:58 by さくらんぼ

    >阿南氏は昭和天皇のお気に入りでした。もしかしたら、内心は歳の離れた兄弟のように感じておられた可能性もあります。(追記\より)


    追記]につきましては、映画「ブラザーフッド」の追記とさせていただきました。

  • 追記11 ( 生前退位 ) ネタバレ

    2017/8/3 17:11 by さくらんぼ

    今上天皇、そして将来の天皇も、ご本人が希望されるなら、生前退位されることに私は異論ありません。そうして庶民と同じように、第二の人生を楽しんでいただければと思います。

    その上で申しあげるのですが、昭和天皇が崩御されるまで公務をされたのは、修羅場の戦争体験をされたから、だとも思います。映画「日本のいちばん長い日」を観てそう感じました。

    そして今上天皇が生前退位を自らご希望されたのは、やはり平和な時代が反映されての事のような気がします。

    生前退位とは、今上天皇による事実上の「もう戦後ではない」宣言だったのかもしれません。

  • 追記12 ( 映画「JSA」 ) ネタバレ

    2017/8/5 9:45 by さくらんぼ

    追記12につきましては、映画「JSA」のレビューとさせていただきました。

  • 追記13 ( 「白シャツ」のメッセージ ) ネタバレ

    2017/8/7 8:01 by さくらんぼ

    >私は皇室研究の専門家ではありませんし、その方面の専門書も読んだことはありません。ですから史実とは違う的外れな解釈かもしれませんが、沈黙していては映画のレビューも書けないことになりますので、あくまでも、この映画の感想として書かせていただきます。そのつもりでお読みください。(追記\より)


    映画「日本のいちばん長い日」の中で阿南氏が切腹されたとき、昭和天皇から拝領した白いシャツを着ていました。これは、旅立つ者からの、なんらかのメッセージだと見るのが自然でしょう。

    色々な解釈ができるでしょうが、映画「太陽がいっぱい」のシャツシーンを思いだすと、「昭和天皇になりかわって」が自然だと思います。

    映画「日本のいちばん長い日」の切腹直前に、阿南氏が部下の報告を聞き、「(気軽に)それも切腹理由に含めよう」みたいな事を言うシーンがあります。

    おそらく切腹理由は複数あったのです。良く知られているのが@「軍部の暴走を防ぐため」です。しかし、もう一つの理由はA「昭和天皇になりかわって腹を切り、昭和天皇を守るため」だったのでしょう。阿南氏が「お供します。」と言う部下に対し「生意気言うな」と自ら叱った行為です。

    そして、そのメッセージは昭和天皇にも以心伝心で伝わったのだと思います。昭和天皇は阿南氏の葬儀に勅使を派遣しませんでした。理由は複数あるのでしょうが、「阿南氏への昭和天皇からの返礼」でもあるのでしょう。ご自分の葬儀に出席するわけにはいきませんからね。

  • 追記14 ( 死よりも重い重責を背負いながら生きてこられた ) ネタバレ

    2017/12/25 17:33 by さくらんぼ

    >映画「日本のいちばん長い日」の中で阿南氏が切腹されたとき、昭和天皇から拝領した白いシャツを着ていました。これは、旅立つ者からの、なんらかのメッセージだと見るのが自然でしょう。

    >色々な解釈ができるでしょうが、映画「太陽がいっぱい」のシャツシーンを思いだすと、「昭和天皇になりかわって」が自然だと思います。(追記13より)



    「 昭和天皇の命の危機に立ち向かった医師がテレビ初告白

    … 素朴なお人柄で国民から愛された昭和天皇は自分の弱っていく体に何を思われたのだろうか。医師が病名を伝えられなかった理由とは…そして知られざる昭和天皇の孤独に迫る。皇室制度について議論がなされる今こそ、医師の一つ一つの言葉に考えさせられる。

    告白するのは、崩御されるまでの6年間、侍医を務めた伊東貞三さん(88)。1987年、昭和天皇は86歳の誕生日後、容態が急変。細くなっていたお身体に『メスを入れるなどとんでもない』という空気のなか、伊東医師は『早くオペを』と発言。バイパス手術が施される。

    翌88年の全国戦没者追悼式。これが公で見られた最後のお姿に。その1カ月後の9月、吐血。伊東医師はその日から111日間の日記を残す。実は、がんを患っていた昭和天皇に最後まで病名が伝えられることはなかった。伊東医師は『できなかった』という。

    昭和64年1月7日、崩御。その最期の瞬間まで克明に記憶しており、番組内で全てを明かす。がんを告知しなかったことは正しかったのか…。伊東医師は無念な思いを抱きながら日記をひもといていく。

    同局の石田英史チーフプロデューサーは『まもなく【平成】が終わろうとするなか、今の天皇陛下がなぜ退位を希望されたのか。そこから昭和天皇の闘病に注目して取材を始めた。伊東先生の話で印象的だったのは【昭和天皇は自分の言葉の“重さ”を自覚していらっしゃるのか、痛いともおっしゃらず、発言はほとんどされなかった】です』と話し、日記の最後にはこう記されていたという。

    『昭和天皇は戦後40年余り、死よりも重い重責を背負いながら生きてこられた』 」

    ( 2017.12.25 16:34更新 「産経デジタル」より抜粋 )

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採点者数
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