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ラスト 降臨した者に壁はいらない ネタバレ

2015/8/16 9:52 by さくらんぼ

スティーブ・ジョブズ

大学で昼寝から起きたジョブズは、素足でキャンパスをかっ歩します。

あの覚醒と素足は、ジョブズが天から降臨した神か天使、であることを示す記号です。降臨したものは靴を履いていないから。

この映画「スティーブ・ジョブズ」はそう描きたがっている。

ジョブズは大学を中退しても、まだ居候として通っていました。そして興味のある科目だけを覗いたのです。また、それを黙認するどころか歓迎する教授もいました。

これは、映画の終わりにも出てくるジョブスの言葉そのものですね。「この世の、越えがたい壁は、君たちと同じ人間が作ったものだ、だから君たちは超えることができる」(正確ではありませんが、そんな言葉)。

これは降臨した者の言葉でもあったのです。だから、ジョブズは社会に出ても、壁など見えないがごとく、越えつづけていたのです。

そして「既存の壁を越えていく話」は「定番青春ドラマ」にもつながります。たとえば、今、日本映画専門チャンネルで再放送している「俺たちの勲章」などもそうですし、映画「かぐや姫の物語」もそうです。

だから映画「スティーブ・ジョブズ」は、仕事の様子を克明に描いて、信者に参考になるような伝記映画では無く、むしろ、誕生(降臨)したばかりで、まだ汚れておらず、純粋な気持ちを忘れていない者たちの青春ドラマなのです。

 



  • 追記 ( 「美」に「愛」を見つけたジョブズ ) ネタバレ

    2015/8/16 9:59 by さくらんぼ

    壁を超えると言えば、障がい者用の駐車スペースに停めることも、子供の認知を拒むことも、そのひとつですね。

    子供の認知と言えば、ジョブズは生まれる前から養子に出されることが決定していました。

    「胎教」と言う言葉があります。

    妊娠中から子に話しかけたりすることは、子にとっても良い効果を生むとされています。でも「この子はすぐ養子に出すのだ」と、両親がそう決めていたらどうでしょう。

    養子にだせば別れがつらくなるので、自己防衛として子を愛さないようにします。その感情はお腹の子にも伝わるはず。ジョブズは、やがて誕生するこの世に、愛や祝福など存在しないと、結果的に、母体にいる時から洗脳されていたのです。

    そして養父母になる人も、最初は女の子を欲しがっていました。打診してOKをもらったのです。表面的には快くOKしてもらったにしろ、ジョブズにしてみれば自分は妥協の子になる。

    こんなふうに誕生に問題を抱えたジョブズは、愛に、人間に、根本的な不信感を植えつけられました。だから、それに代わる、この世の宝物として「美」を求め続けたのでしょう。

    万人が使える「美しいマシン」に「愛」を見つけたのです。だから、その創造を邪魔する人は、理由が経営上のものであれ、なんであれ、ふたたび「愛」の邪魔をする悪魔なのです。そう思うとジョブズの妥協のなさが分かる気がします。



    ★★★★★( 忘れるところでした。)

  • 追記U ( 壁が許せない存在になった原点 ) ネタバレ

    2015/8/16 14:32 by さくらんぼ

    ジョブズはシリアからの留学生・父と、アメリカ人・母との間に生まれました。ところが母方の父がシリア人との結婚を認めませんでした(ここにある国籍の壁)。

    そのため生まれたジョブズは、生まれる前から養子に出されることが決まっていました(実父母と養父母の壁)。

    ジョブズの実母は、養父母が大卒でない事で、養子縁組を悩んでしましたが、ジョブズを大学に行かせることを約束したためOKしました(学歴の壁)。

    養父母は最初は女子を欲しがっていたけれど、生まれたのが男だったので妥協してOKしました(性別の壁)。

    その後、実父母は正式に結婚し、女子を産んでいます(きっとジョブスは「なんで俺だけ養子に出されたんだ」と思ったことでしょう)。

    実父母は、女子を産んでから、離婚しています(離婚の壁)。

    このように、ジョブズの人生には、受胎前から、たくさんの壁がありました。のちのジョブズにとって、あらゆる壁が許せない存在になっていった理由の原点がここにあります。

    そして、映画「スティーブ・ジョブズ」を作った監督も、主題のアイディアはここから取ってきたのでしょう。

  • 追記V ( そして師は浮かぶ ) ネタバレ

    2015/9/16 18:23 by さくらんぼ

    実在のジョブズが禅に傾倒していたことは良く知られています。映画「ジョブズ」の中にも座禅を組む彼らの姿がありました。

    師らしき座禅を組んでいる人物のまわりに、車座になって座り、おなじように座禅をするジョブズたち。

    キャメラはゆっくりと水平移動していきます。

    ただ、それだけの、10秒程度の映像。

    でも、何か変なのです。

    師が10センチほど、空中に浮かんでいるのです。

    これはファンタジーの記号か。

    いや、映画全体を俯瞰した感想ではファンタジーではありません。

    ならば、浮遊の意味するところはなんなのでしょう。

    そもそも、浮遊は可能なのか。

    皆さんはどう感じられますか。

    そして映像を、なんと解釈されるでしょうか。

  • 追記W ( 人も歩けば・・・ ) ネタバレ

    2015/9/21 8:57 by さくらんぼ

    映画「ジョブズ」を観たとき、彼の特徴的な歩き方から、私と同じトラウマを抱えているのではないかと直感しました。

    両者とも、腕が長めで、やや猫背で歩きます。デフォルメして言うと、チンパンジーの姿勢にも似ている。映画でも、無視しないで、忠実に再現していましたね。

    世に心療内科があるように、メンタルが体に影響を与えることは今や常識ですが、ジョブズにも、幼いころのトラウマで、育ちつつある体型が影響を受けた疑いを感じたのです。

    まさか、とも思いましたが、さっそく私は、ネットで彼の生い立ちを調べました。

    そうしたら、ジョブズも、生まれる前から養子に出される運命だったことが分かり、少々戦慄し、ため息をついたのでした。それで、書いたのが映画「ジョブズ」のレビューだったのです。

    ジョブズは養子に行きましたが、私はいろいろあって、結果的に行きませんでした。でも、トラウマに関して両者に大きな違いはないようです。行かなかったから、それで即リセットにはなりませんから。ロボットみたいには。

    このレビューを読んで「でも、子供のころに養子に出される人なんて、古今東西たくさんいるよ」などと言う方がいたとしたら、その方は話のポイントを理解していないと思います。

    参考:「五つの傷」リズ・ブルボー(著)、浅岡夢二(訳)

  • 追記X ( 映画「ジュピターズ・ムーン」 ) ネタバレ

    2018/1/30 10:33 by さくらんぼ

    >大学で昼寝から起きたジョブズは、素足でキャンパスをかっ歩します。
    >あの覚醒と素足は、ジョブズが天から降臨した神か天使、であることを示す記号です。降臨したものは靴を履いていないから。(本文より)


    映画「ジュピターズ・ムーン」の終盤に、めんどうな難民だと思っていた少年が、実は天使だったと信じたドクターが、「あっ、紐がほどけている」と言って、ひざまずき、靴紐を結んであげるシーンが出てきました。

    その時、少年は、「やさしく、ドクターの頭に手のひらを置く」のです。まるで「神の祝福」が行われたように。ハッとして見上げるドクター。

    壁を飛び越えていく映画「ジュピターズ・ムーン」は、もしかしたら映画「スティーブ・ジョブズ」の姉妹作品だったのかもしれません。

満足度データ

スティーブ・ジョブズ
100点
0人(0%) 
90点
13人(10%) 
80点
30人(25%) 
70点
30人(25%) 
60点
30人(25%) 
50点
11人(9%) 
40点
3人(2%) 
30点
1人(0%) 
20点
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10点
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採点者数
119人
レビュー者数
62
満足度平均
69
レビュー者満足度平均
71
ファン
5人
観たい人
71人

 

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