グッサリ!!
2004/9/14 0:42
by
篤
『映画は観ている人の心にキズを残さなくてはならない…』という監督の言葉どうり“グッサリ”やられました。
まず、目に飛び込んでくるのは“銀のこし”によるなんとも深みのある美しい映像たち・・・全てのシーンが絵画のように美しい。
そして???だらけで進行してゆく、ストイックかつミステリアスな親子のドライブ?!その先には想像もしなかった終点が待ってました。
厳格な父に対し素直な兄、反抗的な弟・・・対照的だった兄弟が事件をきっかけに逆転する様や、
物語の冒頭シーンが終盤シーンとシンクロしているところなんて、観ていてハッとさせらます。
確かにたくさんの???は謎のまま・・・でもその???を観る側に委ねる演出、そして衝撃と感動の結末は☆☆☆☆☆
監督曰く、インタビューで『あの箱の中身はなんだったんですか?』と何度も聞かれ、うんざりしたとのこと・・・そういう事です。
自身久々の満点!この作品に出逢えてホントに良かったぁ〜!!必見です★
自身久々の満点作品。
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Re: グッサリ!!
2004/10/11 0:58 by
路地裏の絵描き私も、今日この映画を見てきました。
話し自体は単純でも、なかなかテーマが重いですね
個人的に一番印象に残っている所は、父親がなくなったあと、兄とは対照的に何もやらない弟です。最初は父にくっ付き、言われたことだけしかやらなかった兄が、誰に言われることもなく何をすべきかを考え、行動してゆく。
観てすぐには理解はできませんでしたが、後々ゆっくり考えて、私なりの答えが出たら、改めてもう一回観たいと思います。
とりあえず、今年観た映画の中でも、見てよかった部類の上位に入りました。余り点数的な見方はしたくはないのですが、なにはともあれ、「観てよかった」と思いました。
あまり映画とは関係有りませんが、
「"?"を観客にゆだねるなんていうのは悪だ」
みたいな考えに対して、どういう風に考えていらっしゃるかを、聞いてみたいです。
全く関係のないハナシですが、帰宅したあと、TSUTAYAにビデオ返却する際に「禁じられた遊び」を借りてしまいました・・・・・・欧州系(露西亜含)映画のブームが、私の中に来ているようです(^^; -
Re: グッサリ!!
2004/10/11 21:04 by
篤『“?”を観客にゆだねるなんていうのは悪だ』という考えに対して・・・
自分は『あれこれ想像をめぐらせることほど、映画ファンにとって楽しいことはない』という考え方に賛成です。
この作品の場合は、謎が謎のまま“父は帰り、還ってゆく・・・”
いくつもの“謎”は、ラストには“神秘”になり、観る者の心にに深いキズを残す・・・監督の思惑どうり、やられた!って感じです。
自分もラストの兄弟の緊迫した“空気感”特に兄の冷たい言動には“ゾッ”とさせられました・・・まるで“父”がのり移った、というか”父”を継いだような・・・
その後の兄役の少年の溺死事件も“父の後を追った”ようで・・・っとあれこれ想像をめぐらせてしまいます。 -
Re: グッサリ!!
2004/10/12 22:31 by
路地裏の絵描きレスポンス、有難う御座います。
自分にとっての謎は二つあって、
・箱の中身は何か?
・何故、父は写真から消えたのか?
現実的な理由は兎も角として、それが意味することは?
というのが、やはりスレさんが言うように、想像するのも、映画人の楽しみかなと、なんとなく、感じます。
根拠を聞かれると痛いのですが、謎に対する解釈として、
・箱は兄弟それぞれにとっての、足りなかったもの。
・もう父親がいなくても、兄弟それぞれが自分の足で立てるようになったから。
二つは関連していて、
兄に足りなかったのは、「自分の意見を確立すること、自分で考えること」
逆に弟は、「自分を解放すること」
だと考えました。対極的な問題の抱え方ですが、行き着く所は同じだと、考えます。
スレさんの言うように、父親が兄に乗り移ったと考えるなら、もうひとつ考えられるような気がます。どういうことかというと、映画冒頭では兄弟は仲がよくなかったけれども、最後には二人は協力して行動しています。つまり、二人の気持ちがしっかり噛み合うようにするのが、父親の役割だったのでは・・・・・・ということです。最後のそのシーンが、それを表していると思います。
蛇足にもうひとつですが、母親が優しく接する(冒頭のシーン)のに対し、厳しさを教えるのが父親の役割なのかなぁと、考えました。だから、最後のぞっとするようなシーンは、女々しく何時までも泣いていないで、厳しく現実的に生きてゆくことを覚えた兄弟の、第一歩なのかなと思いました・・・・・・でもそう考えれば、写真に父親の姿が消えているのは、「いつまでも引きずるな!」というメッセージとも、考えられないでしょうか。
長々と失礼しました (T_T) -
Re: グッサリ!!
2004/11/13 9:42 by
M父親は生きている間に息子に何を教えることができるのか?
そんなことがテーマなのかなと思いながら見ていました。現代の父性の役割。父の存在意義。父性の無くなった現代でその意味を問うことは必然なのかもしれない。キリスト教的な観点から見ることができるとパンフレットには書いていますしそれを意識したつくりがいくつかあるそうですが文化の違いからそれを日本人が理解するのは少し難解かなとおもいます。見終わった後それほど胸に来るものは自分にはありませんでしたが皆さんの議論を読んでああそうなのかもしれないなあと感じました。直接説得力を持って迫ってくるものではないですがどうしても気になるというか映画と同じようになくしたものを追い求める旅を男はしなくてはいけないのだと思います。息子は父と接し父性を獲得し対決し屍を乗り越えていくライオンのような野性の輝きを手に入れないといけないのでしょうか -
Re: グッサリ!!
2004/11/14 14:33 by
路地裏の絵描きキリスト教はよく分からないんですが、とりあえず男は強くないといけないと思います。
人それぞれとは言いますが、個人的には男は女々しくてはいけないと思います。(男らしい女性については言及は出来ませんが)。厳しい社会で生きてゆく為には、弱いだけでは駄目だと思うからです。
古い考え方かもしれませんが、「男は家を支えてナンボの価値」だと思います。
映画についていえば、特に難しいと思うところはなかったです。謎はありましたが、この映画のアイデンティティで、理解に苦しむ所は、特にはなかったです。
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